交通事故

車両の時価額はどう算定するの

1 車両の時価額の算定は意外に難しい

交通事故によって車両が損壊したとき、そのときの車両の時価額が問題になることがあります。

しかし、中古車の時価額の算定は意外と難しい。

2 名古屋地裁の裁判例

名古屋地裁では、こんなことを述べて中古車の時価額を算定しているものがあるよ。

「レッドブックにおける同年式の同型車の中古車価格と、インターネットに掲載されていた同年式の同型車5台の平均価格をみて、レッドブックは裁判実務における中古車価格の認定において一定の役割を担ってきたものであり、少なくともネットにある5台平均価格と同等の客観性を有するといえるから、本件事故時の本件車両の時価額は、「レッドブック価格」と「ネットでの5台平均価格」の「中間値」の金額とする。」

もっともらしいことを言ってるけど、要するに、いろんな資料があるから、真ん中を取りますね、ということなんだね。

@名古屋地裁令和3年1月13日判決(自保ジャーナルNo2092・145頁)