未支給年金年金を受けている方が亡くなったときにまだ受け取っていない年金などについては、未支給年金としてその方と生計を同じくしていた遺族が受け取ることができます。では、生計を同じくしていた遺族とは、どういう人ですか、という質問を受けました。

これについては通達があります。たとえば、国民年金なら次の通達になります。

https://www.mhlw.go.jp/web/t_doc?dataId=00tb7210…

簡単にいうと、

①故人の配偶者又は子である場合　この場合は、一緒に住んでいなくても、定期的に音信、訪問が行われていることだけでも、生計同一と認定されます。

②故人の父母、孫、祖父母、兄弟姉妹又はこれらの者以外の三親等内の親族である場合　一緒に住んでいなくても、生活費、療養費等について生計の基盤となる経済的な援助が行われていると認められるときは、生計同一と認定されます。

つまり、配偶者と子供は音信があるだけで生計同一と認定されますから、ほとんどの場合は生計同一とされます。その他の親族の場合は、経済的な援助があるかどうかで決まります。